2024.11.30
冬場に足元の冷えを気にする人は多いですが、それは「浮造りの床材」という床材を使った特殊な加工を行うことで、簡単に解決できます。家の性能を変えるのではなく、床材を変えるだけなので、どの工務店でも対応可能。浮造りのメリット・デメリットをチェックしていきましょう。
冷え性に悩む人は必見ですよ!
本記事の内容は、YouTube動画でも分かりやすく解説していますので、こちらもご覧ください!
参考動画:足元の冷え性を解消する床材の選び方|浮造り無垢床のデメリット
目次
浮造り(うづくり)の床材とは?メリットも紹介!
浮造りの床材は、あまり知られていない割に、寒い季節に足下の冷えを防げる床材なんです。私も浮造りの床材を使っていますが、結構足下がいい感じになります。冷えを防ぎたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
浮造りの床材とは?
浮造り床材とは、表面が少しデコボコしている床材のことを言います。柔らかい木に限った話ですが、年輪の濃いところは「冬目」と呼ばれていて、成長が遅くて固い部分です。一方、年輪の薄いところは「夏目」と呼ばれていて、成長が早くて柔らかい部分です。
この夏目の薄いところを中心に削って凸凹にした床材を、「浮造りの床材」と言います。このように凸凹にすることで、足と床の設置面積が減り、足と床材の間に空気の層ができます。これによって、体感温度が上がるんです。
理屈としてはダウンジャケットと同じです。あれも、ダウン自体ではなく、そこに含まれている空気が暖かいんですよね。このように空気は非常に優秀な断熱材なので、それが足と床の間にあることで、足下の冷えが緩和されるんです。我が家ではスリッパなんか履いてませんし、子どもたちなんかは冬でも裸足で走り回ってるくらいなんです。それくらい効果があるものですので、これから家を建てる方はぜひ選択肢に入れてみてください。
浮造り「ではない」無垢の床材とは?
浮造りではない一般的な無垢材も、シートのフローリングよりは暖かい床材なので、全然良いと思います。ただ、やっぱり浮造りにした方が体感温度的には暖かいんです。正確に温度を測ったわけではなく私の足の体感ですが、それでもかなり温度は違いますので、ぜひショールームなどで体感してみてください。
浮造り無垢床のデメリットは?
冷え性の人が助かる浮造りの無垢床ですが、実は決定的な弱点があります。それは、柔らかい木じゃないと、浮造りの凸凹ができないこと。つまり、ちょっとした衝撃で床が凹んでしまうんです。
子どもたちがオモチャなどを落とすと、凹んだり傷ができやすくなってしまいます。やっぱり無垢材だったらウォールナットとかは固いですよね。そういうのに比べると傷ができやすいので、それを思い出と考えられるかどうかがポイントだと思います。「子どもたちの成長の記録だな」と考えられる人は、浮造りの無垢床にするのもありでしょう。逆に「そういう傷は嫌!無理!」という人は、浮造りはやめた方が良いでしょう。
こういった傷ができやすいのは完全な欠点ですので、採用するかどうかはきちんと考えてみてくださいね。私としてはデメリットも含めても、足下の冷えを予防するためにありだと思います。傷はできてますが「近くから見ないと分からないので問題なし!」という感覚で選びました。床材は失敗しても大失敗にはならないのでなんでも良いかとは思いますが、「知らなかった!」というのはもったいないので、選択肢に入れてみてくださいね。
浮造り無垢床の取り扱いメーカーは?
浮造りの床材を取り扱っているメーカーは、実は結構少ないんです。特に大手のメーカーだと、ウッドワンくらいだと思います。また、ウッドワンさんの浮造りの無垢床は結構安いです。
まとめ
浮造り無垢床のメリット・デメリットは?
- 浮造りの床材は足元の底冷えを防ぐ
- 浮造りの床材は柔らかく傷がつきやすい
- 浮造りの床材はウッドワンは結構コスパが良い